近年、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えたり、飲み会が減ったりする中で、社内のコミュニケーション不足が懸念されています。オンライン会議も増えたことで、「一部の人としか話せない…」「人間関係が広がりにくい…」と悩む方もいるでしょう。そこで、注目されているのが「シャッフルランチ」という制度です。シャッフルランチは、新しい人間関係の輪を広げながら気軽にコミュニケーションをとれるのが最大のポイント!
この記事では、シャッフルランチのメリット・デメリットや導入する時のポイントをご紹介します。従業員同士のコミュニケーションを活発にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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シャッフルランチとは、メンバーを「シャッフル」することで関わりが少ない従業員と「ランチ」ができる福利厚生制度。シャッフルランチの目的は、交流の場を作ることで「社内のコミュニケーションを活発化させること」。メディア事業、インターネット広告事業で有名な『株式会社サイバーエージェント』が取り入れたのが始まりです。
シャッフルランチのやり方は会社により異なりますが、月1回以上の頻度で定期的に行われることが多く、福利厚生制度として一人分「約1000~2500円のランチ代」は会社が負担するのが一般的です。ランチ代を会社が負担することは、従業員にとっても食事が無料もしくは安くなるというメリットも!ほかにも普段行かないお店で豪華なランチが食べられたり、話したことがない従業員と楽しくコミュニケーションがとれたりと、従業員のモチベーションアップにつながるでしょう。
ここでは、シャッフルランチを取り入れることで得られるメリットを4つご紹介します。
シャッフルランチを行うことで、従業員同士のコミュニケーションがより活発になります。会議のようなかしこまった場では緊張してしまい意見を出しにくい人でも、美味しいランチを食べることで会話が弾むことも。和やかなリラックスした雰囲気は、従業員同士のコミュニケーションを活性化させるでしょう。
一緒に食事をすることは、相手との距離感を縮めるきっかけにもなります。お互いコミュニケーションをとることで親近感がわき、業務中でも気軽に話しかけやすくなるでしょう。さらに、部署の垣根を越えたシャッフルランチをすることで、他部署の人と意見交換や仕事の依頼をしやすくなる効果も期待できます。社内で横のつながりができることは、仕事の幅が広がるきっかけにもなるでしょう。
従業員の中には、家庭の事情で勤務後の飲み会へ参加がするのが難しい人もいます。たとえば、子育て中のママ・パパや家族の介護をしている人です。また、家から職場の距離が遠く、遅くまで残れないという人もいるでしょう。一方、シャッフルランチの開催時間は就業時間内のランチタイムになるため、全員が参加しやすいのがメリットです。仕事の話はもちろんのこと、普段話すことができなかった「仕事と子育て・介護の両立」など悩みを共有し合ったり、分かち合ったりするきっかけにもつながるでしょう。
シャッフルランチでは、通常の業務で関わりがない他部署の人と交流することもできます。毎日同じ人と接しながら同じ業務をこなしていると、どうしてもマンネリ化してしまい、モチベーションが上がらない人もいるでしょう。シャッフルランチで他部署の従業員と話すことにより、今までにない新しい視点で物事を見られるようになったり、アイディアが浮かぶようになったりと、業務に対して新しい考えを持てるきっかけになるかもしれません。さらに、仕事とランチのメリハリが作りやすく、従業員のよい気分転換にもなるでしょう。
ここでは、シャッフルランチを取り入れる上で、起こりうるデメリットをご紹介します。
シャッフルランチのメンバーを決めることは、担当者の負担になる可能性があります。シャッフルランチの頻度は月に一回以上と頻度も高く、そのたびに決めるのは正直大変ですよね…。さらに、せっかくメンバーを決めても、「毎回同じメンバーになっていないか?」「年齢や性別に偏りがないか?」など気を配る必要もあります。
せっかく開催したシャッフルランチでも、会話が弾まず盛り上がらずに終わることもあります。参加者の中には、人見知りの人や話すのが苦手と感じる人も一定数いるでしょう。シャッフルランチを有意義な時間にするためには、事前に話す話題を何個か決めたり、質問が書いてあるカードを用意したりなどの工夫が必要です。質問カードは、 「趣味」「休日の過ごし方」など誰でも答えやすいものを用意すると良いでしょう。
シャッフルランチを導入する上で、大切なポイントを4つご紹介します。
シャッフルランチの参加人数に決まりはありませんが、初めは参加者が話しやすいように少人数で開催しましょう。従業員がシャッフルランチに慣れていない場合は、大人数で開催してしまうと、話を聞くだけになってしまったり、話題を深掘りできなくなったりする可能性もあります。5人程度の少人数で開催することで、よりコミュニケーションが活発になり、実のあるシャッフルランチになるでしょう!
一般的にシャッフルランチは月1回以上の頻度でおこなわれるため、その都度参加者の組み合わせを考えることが担当者の負担になる恐れがあります。そんなときは、メンバーを自動で分けてくれる『オンラインあみだくじ』がおすすめです。『オンラインあみだくじ』は無料で使えるツールで、手軽にメンバー決めができ、メンバーを振り分ける工程を減らしてくれるメリットがあります。
ただし、ランダムに人数分けしただけでは「人見知りの人ばかり揃ってしまった…」「メンバー同士で共通点が全くない…」など、盛り上がりにくいメンバーになってしまうかもしれません。そのため、属性が似ているメンバー同士が集まれるよう手を加えることをおすすめします。たとえば、「子育て中の社員」「地元が一緒の社員」「趣味が同じ社員」などのグループです。話題が合えば親近感がわき、普段交流がない従業員でも話しやすくなりますよ。
シャッフルランチを導入する時は、事前に社内に目的を知らせる必要があります。なぜなら、目的が分からないと従業員は、「興味はあるけどどんなランチなのかな…」と不安を抱えたまま参加することになるからです。事前に、シャッフルランチの概要や目的をメール・口頭・社内のチャットなど、伝わりやすい方法で社内全体に共有するのが良いでしょう!また、ランチが終わった後にランチの写真を社内に共有することで、よりシャッフルランチが浸透しやすくなります。その結果、シャッフルランチの目的を具体的にイメージでき、次回から積極的に参加する人も増えるでしょう。
とくに制度を始めたての時期や、従業員がシャッフルランチに慣れていない時は、グループに一人は誰とでも喋れるようなムードメーカーを入れるのがポイントです。従業員の中に、コミュニケーションが苦手な人や上手く話せない人がいたとしても、ムードメーカーがいることで気軽に話せるような環境を作れるでしょう。また、事前に話すテーマを決めておくとスムーズです。話題提供をしてくれるアプリもありますので、上手く活用して有意義なシャッフルランチにしましょう。
シャッフルランチを開催することは、社内で接点のない従業員同士が気軽にコミュニケーションをとりやすくなります。従業員同士のコミュニケーションが円滑になることで、仕事がスムーズになり、結果的に働きやすい環境となるでしょう。従業員のモチベーションアップを目指して、福利厚生ギフトを贈るのもおすすめです。『デジもく!ギフトショップ』では、お取り寄せグルメ・スイーツ・快適家電などの福利厚生ギフトが充実しています。従業員へ日頃の感謝や労いの気持ちを伝えたい時にとっても便利ですので、ぜひ活用してみてくださいね!
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